こんにちは!手すり屋です!
介護保険の住宅改修に携わっている皆さん。
皆さんの担当されている自治体での案件、
現場での施工前・施工後の写真撮影はどうしていますか?
「どうしてるかって、写真撮るだけだよ。」
であれば、今回のお話は必要ないかもしれません。
ただ、
「撮影か〜黒板やホワイトボード使うと写すの大変なんだよね」
という方には参考になると思います。
しかし、介護保険の書類として電子黒板が認められていないのが現状なのです。
目次
施工写真に黒板
ボクの施工エリアでも、
写真には必ず現場名や日付等を記載したボードなど、
画像に写し込まなければならないお役所が数カ所あります。
必要がない役所と必要な役所、
国の制度が自治体によって仕組みが違うのも謎ですが、
その両方を担当エリアにしている担当者さんも苦労しているようです。
黒板を忘れたのか、紙切れにマジックで代用している画像もよく目にします^^;
(それでも申請はOKのようですが…)
個人宅の改修場所は狭い場所が多いので、
取付箇所と黒板を一緒に撮影するために背中がつりそうになったり、
光や角度加減ではボードが反射して文字が見えない…なんてこともありますよね。
電子黒板とは
撮影時に黒板を任意の場所、任意の大きさで写し込めるアプリです。
黒板の位置を変えたり、
大きさを自由に変えられたりします^^
電子黒板のメリット
・現場に黒板の用意が不要(スマホ・タブレットのみでOK)
・無理な体勢はとらずに両手でスマホなどを保持できる
・複数の黒板を事前に用意しておくことが可能
・現場名等入力した文字で撮影できるので字に自信がない人も大丈夫^^;
(これは申請を受ける側も見やすくなりますよね?)
・現場ごとにデータ作成・連携ができるため現場管理がしやすい
代表的なメリットはこの辺りになりますがどうですか?
持ち物も減るし、書類に振り回される時間が減りそうですよね?
電子黒板への印象
なぜ施工画像に黒板を写し込まなければならないのか。
簡単に言ってしまえば施工事実の証拠、不正防止ですよね?
以前、介護保険の申請で電子黒板で撮影した画像を担当者君に渡した時のお話…
試しにこれで提出してみたら?
え?こんな便利なモノあるんですか!
これメッチャいいじゃないですか!
受理されるかどうかわからんよ^^;
とりあえずフツーの黒板版も渡しとくよ。
数日後…
速攻でダメ出しされました…
「これって加工した画像でしょ?」って^^;
やっぱり手書きのボードじゃないとダメみたいですね…
やっぱりね?^^;
手書きが〜
加工が〜
ね?
ボクの使ったアプリは国土交通省の直轄工事でも使用されているアプリです。
国の工事で認められたアプリが地方自治体の介護保険申請では却下されてしまうのが現状です^^;
施工画像の改ざん
画像ファイルには、画像データを格納する領域と、
撮影日や撮影場所などメタ情報と呼ばれる付属データ、
2つの領域が存在します。
ひとくちに画像の改ざんといっても、
画像そのものをフォトショップなど画像加工ソフトで編集したり、
データ側の撮影日などを都合よく変えてしまうといった、
やはり2通りの改ざん方法が存在するんですね。
改ざん防止を証明する機能の仕組み
国交相に認可された電子黒板アプリは、
画像の改ざんを防止する仕組みが備わっています。
技術的な基準によって仕様が決まっていて、
画像の改ざんを検知するチェックツールも一般財団法人JACICから公開されています。
しかしこのツールは認可されたアプリ以外で撮影したjpegファイルはチェックできません。
裏を返せば、改ざんを検知する仕組みに対応した認可アプリで撮影した画像でなければ
チェックができないのです。
ここで認可アプリかどうかの判断も可能になるんですね。
国土交通省認可の電子小黒板アプリ
電子小黒板アプリを使えば現場での作業や後の整理が格段に効率アップします。
無料で使える機能もありますので、お試しで使い心地を確かめてみてはいかがでしょうか?
最近はアプリの数も増えていますが、まずはメジャーな3つのアプリを紹介します。
介護保険の住宅改修にも電子黒板の普及を
是非、全国の自治体でも電子黒板を使用した施工画像を申請書類として認めて欲しいですね。
非常にIT化が遅い(疎い^^;)のは理解しています…
が、
パソコンでいろいろなことができる=自由に改ざんできる
こういった偏見や知識不足からくる勘違い、
是非勉強していただきたいところです。
このブログをご覧の方で、
「ウチの役所は申請の施工画像は電子黒板でOKだよ!」
という情報があれば是非教えてくださいね^^