建具交換

アコーディオンカーテンの落とし穴

こんにちは!手すり屋です!

今回は手すり…ではなく建具のお話です。

ボクは手すり屋なので、
介護リフォームの中でも手すり工事のみ、
トイレや床の改修、その他の案件があると
規模によってお仲間にお願いしています。

やろうと思えばできるという仕事と、

お金をいただく仕事は違うと思いますので…

でも、

手すり工事のみ…
とはいえ、他の職人さんに頼んで工事費が高くなってしまうのも心苦しいので、
建具関係、たとえば、

・ドアの吊元変更(ドアの開きを逆にする工事)

・沓摺の撤去(ドア枠の下の段差を解消する工事)

・ドアノブの交換

・アコーディオンカーテンへの変更

このような工事は手すり屋さんから一時転職^^;して、
施工させていただいてますよ。

中でも「アコーディオンカーテン」への変更は依頼の多い工事ですが、
工事の前に必ず確認が必要なことがあります。

それは、

「アコーディオンカーテンのたたみしろ」

です。

出入り口の間口はなるべく広く取りたいところですが、
アコーディオンカーテンに変更する場合、
たたんだ時のたたみしろ(たたみ幅)を考慮しなければなりません。

交換した後に、

「出入り口が狭くなっちゃった!」

なんてことになりかねませんよ。

この表はタチカワブラインドのアコーディオンカーテンのカタログに記載された、
「たたみしろ寸法」

です。

製品幅は出入り口の間口(横幅)と考えて大丈夫です。

510〜〜〜800程度が一般的なドアの寸法ですが、そのたたみしろは、

510mm〜で210mm
610mm〜で230mm
710mm〜で240mm

この表の通り、アコーディオンカーテンをたたむと、
20cm以上間口を取られてしまうんです。

便利そうという理由だけで交換してしまうと、
思っていた以上に出入り口が狭くなってしまいますよ。

コチラのお家は建具を外した状態で約80cmありましたので、

アコーディオンカーテンを取り付けて、たたんだ状態でも間口は56cm、


【注】ムーディーな照明…ではなく赤外線ストーブのせいです^^;

なんとが実用に耐える幅は確保できましたが、
ドアを外して60cm以下の間口でアコーディオンカーテンへの変更を検討している場合は、
再考する必要がありますね。

 

ちなみに、交換した既存のドアは、
そのまま保管しておくという方が多いですよ。
環境が変わって元に戻すという選択肢もありますので。

 


テスリドリ
テスリドリ

「便利そう!」

「軽そう!」

だけでかんたんにアコーディオンを選んじゃだめだよ!

必ず「たたみしろ」から

取り付けた後の幅を逆算してよく考えようね!

ABOUT ME
Cuore Works
手すりを設置したお家はざっと7,000件以上、一人で30,000箇所以上の手すりの取り付けをしてきました。 ・介護や福祉の現場で活躍される皆さん ・DIYに挑戦する方 ・手すり工事を頼まれた他業種の職人さん に手すり専門の職人としての経験がお役に立てればうれしいです^^