こんにちは!手すり屋です!
これまで何本くらい打ち込んできたでしょうか?
「ビス」
興味のない人からはクギとかネジと言われますが…^^;
ビスの用途は多岐にわたっていて、その種類も数多く存在します。
今回はまず全ネジと半ネジの違いや用途についてお話ししますね。
ブラケットを壁に取り付ける時、
また補強板を使う時、どんなビスを選べばいいのか参考にしてみてください。
目次
全ネジと半ネジ
大きく分けるとビスには全ネジと半ネジがあります。
全ネジにはその名の通りビス全体にらせんのネジ溝が付いています。
半ネジはビスの軸、先端から半分程度ネジが切ってあります。
全ネジ
ビス全体にネジ溝が切ってあり、
対象物全体にダイレクトにネジ溝が効いていきます。
ブラケットの固定に使用するのは全ネジが多いですね。
製品付属のビスもほとんどが全ネジです。
また、ビスの長さが短いものは全ネジであることが多いですね。
これは構造上ネジ溝が常に対象物に効いた状態になるので、
ビスが長いと抵抗がどんどん大きくなってビスの頭や軸が切れてしまうこともあります。
電動ドライバーに不慣れな人だと、
抵抗で回すのが固くなってビスの頭を舐めて+の溝をつぶしてしまったり、
勢いをつけすぎてビスを切ってしまったりと、
意外に扱いはむずかしいかもしれません。
半ネジ
補強板などやや厚みのある素材を壁に固定する場合、
全ネジだと補強板と下地の両方にビスが効いてしまうため、
締めつけても壁と補強板の間に隙間ができてしまう場合があります。
このようなケースでは半ネジを使用すれば、
奥の下地にビスが効いて手前の補強板を引き寄せる効果があります。
ただし、抵抗が少なめとはいえ、全ネジ同様力加減は注意してくださいね。
最近の電動工具はパワーがあるので、
ある程度、端材などで事前に練習することをオススメしますよ^^
全ネジしかない場合の対処法
手前の素材を奥の下地に固定したい場合、
もし手元に全ネジしかなくても以下のような対処法があるのでご安心を^^
【1】全ネジで隙間ができてもOK!いったん下地に効かせる
【2】そのまま抜けない程度にビスを戻して素材同士を密着させる
【3】もう一度ビスを打ち込む
この方法だとビスの通り道ができているので、
【1】でできた隙間を密着させることができますよ!
【2】ではビスを手前の素材に残すのがコツです
これ以外にも、先にドリルで下穴を開けておくと、
隙間ができにくくなるよ!
高価な電動工具じゃなくても家庭用であれば十分使えるからね。
でも、いきなり本番ではなくて事前に試し打ちをしてからね^^