こんにちは!手すり屋です!
今回のお話は玄関の手すりについて。
玄関の間取り、広さは本当に様々です。
どんな形状の手すりが適しているのか、
施工例を見ながらお話を進めていきますよ。
目次
縦の手すり
基本です。
マンションなどでは低く設定されている上がり框ですが、
一戸建てのお家では、くっきりの段差になります。
立ち座り、上り下りにはやはり縦の手すりが適していると思いますよ。
上がり框に座って靴を脱ぎ履きすること、
また、玄関の土間に立っている状態と、
廊下に上がっている場合も考慮して、
長めの手すりにすることが多くなります。
上下どちらからもバランス良く使えることを考えると、
上がり框の段差の延長線に縦手すりを設置するのが望ましいですね。
L型の手すり
この形が一番多いかもしれません。
上がって廊下側につながる壁がない場合、
また、玄関の土間が玄関ドアから上がり框まで距離のある場合に適しています。
縦手すりのすぐ横がドアになっていて、
ドアの枠近くにしか下地がない場合、
枠の段差が指の入りを邪魔することもありますので、
補強板を使用しない場合は、
スペーサーで手すりの出幅を少し稼いであげると親切です^^
L型の手すり+横手すり
玄関から廊下につながっていく間取りの場合、
L型で終わらせずに横手すりを接続するとより体勢は安定します。
この場合、L型横手すりの高さは玄関土間が基準、
接続する横手すりは廊下の床を基準に高さを決めるようにしましょう。
T字型の手すり
縦手すりと、横手すりの機能を合わせた形状ですね。
長めの縦手すりで上り下りに加えて立ち座りを、
横手すりで玄関土間の移動をカバーするのがT字型の手すりです^^
T字型+横手すり
ボクの一番のおすすめです^^
横移動+上下移動をカバーできる、
個人的に一番好きな形状です。
間取りの条件が限定されますが、
スペースに余裕があるようでしたら、
是非検討してほしいですね。
現場では上がり框を踏み外して
怪我をしたというお話をよく聞くよ^^;
スペースがない場合でも、
縦手すりだけでとても安心感があるからね。
玄関に「安心」をプラスしようね!