こんにちは!手すり屋です!
今日は階段の手すり、
ポピュラーな階段外回りの手すりではなく、
内回り(インコース)の手すりのお話です。
結論からお話しすると、
・中央に1本だけは使いにくい!
・出隅の手すりを2本がオススメ!
・解決グッズもあるよ!
となります。
さて、その方法は…
目次
階段の内回りは段差が大きい
外回りに比べて内回りの場合、
1階〜中2階⇄中2階〜2階の直線階段部分の高さが急激に変化します。
中央に長めの縦手すりだけで済ませているケースが多く見受けられますが、
中央に一本の手すりの場合、
手首に無理のない体勢で持てる位置はほんのわずかです。
内回り階段の手すりは出隅2本で対応!
技ありブラケットの記事で紹介しましたが、
出隅のブラケットが内回りの階段でも活躍します。
・両側から手を差し込める
・身体を回転させながら常に手すりを握っていられる
このような理由から「出隅手すりの2本設置」をオススメします。
出隅の手すりを段違いで取り付けることによって、
この利点を最大限に活かせますが、
大切なことは、段違いとはいっても、
2本の手すりが重なる部分を設けることです。
階段内回りの手すり問題を解決するスグレモノ
階段の内回り問題に対応したブラケットもありますよ!
TOTOの手すり部材でも加工は可能ですが、
もっとシンプルに解決ができます。
シロクマというメーカー、
「C形ブラケット出隅フレキシブル階段」というブラケットです。
これがあれば内回りの急な段差をこのように連結することが可能になります。
どうしても上下の手すりをつなげたい!
こんな希望がある場合はこのブラケットをオススメします。
階段の内回りに取り付ける手すりのお話をしてきましたが、
本来は階段の踏面(階段の踏む面)の広い外周りの手すりが理想ですね。
身体状況や階段の形状、コスト面などの制限で、
内回りの手すりを検討する場合は是非参考にしてください。