こんにちは!手すり屋です!
今回は「今日の手すり屋さんシリーズ Vol.6」
施工内容は、
・浴室手すり:横手すりとL型手すり
・廊下の手すり:4箇所
この現場では補強板を使用しています。
加工に際して、
「正確に!」
というと直角・直線というイメージですが、実際の現場ではその正確さが仕上がりを悪くする原因になってしまうこともあります。
では解説してまいりましょう!
目次
浴室手すり
横手すりとL型手すりですね。
L型の手すりは難なく、手前の横手すりはもう少し出入口側に寄せたいところでしたが…、
この亀裂^^;
安全策でタイル半分奥にしてあります。
こういったケースでは事前にご家族に確認していただくことが大切です。
本当に稀ですが、
「手すりをつけたらヒビが入った!」
「こんな場所に傷はなかった!」
なんてことも^^;
「いやいや、それ以前に傷だらけやん…」てね^^;
この現場では営業さんが気を利かせてご家族に説明、3人の目で確認していますので施工する側としても安心して作業を進めることができますね^^
こういったことや、駐車する場所に気を遣ってくれる営業さんはホントに助かります。
廊下の横手すり
この現場では廊下に4箇所の手すりを設置しました^^
2箇所は直付け、2箇所は柱間に受けのブラケットを設置するために補強板を使用していますよ。
柱に直付け
はい!これほど気持ちよく進む工事はないですね^^
取れるもんなら取ってみろのガッチリ感。
ただ、柱に直付けする場合はエンドブラケットの位置は事前に確認が必要です。
エンドブラケットを柱の端まで目一杯寄せるのか、あるいは中央に取り付けるのか…。
今回の場合は、ドア開閉時の安全のため、すべてのエンドブラケットを統一して柱の中央に設置してあります。
補強板と出幅調整のブラケット
砂壁と柱の段差は約25mm、補強板の厚さが20mm、この5mmの段差解消のために中央のブラケットは出幅が調整できるタイプになっています。
補強板は斜めに切る
こちらをご覧ください。
砂壁に差金を当てると、柱の面は手前が少し広がっていますね?
この状態の壁に直角に切った補強板をはめると、手前が空いてしまうのです。
そこで補強板を切る時には、スライド丸のこをほんの少し倒します。
本当に微妙なのですが、実際に切った補強板の木口に差金を当てると…
この1mm程度ななめに切った木口が後からものを言います。
あ、取り付け前に木口の塗装を。
どうせ隠れる場所なんだからという声も聞こえそうですが、明るい色の木口のままだとほんの少しの隙間でも目立ってしまうんですね。
そこまで気にする人もいませんが、自己満足で^^;
実際に取り付けると…
隙間なく納まりました^^
木口に少しペーパーを当てておけばよかった…(反省点)
今回は屋内手すりの施工例を紹介しました!
すでに破損、または傷のある箇所は必ず事前に確認していただきましょうね。
また、壁と柱は必ずしも厳密な直角にはなっていないので、仕上がりにこだわりたい場合は、こちらも前もってご確認を!
今回もご覧いただいてありがとうございました!