こんにちは!手すり屋です!
手すり工事で欠かすことのできない工具はいろいろあります。
中でも使用頻度が高いのは、手すりを固定するインパクトドライバー…
ですが、それ以前に手すりや補強板を寸法通り正確に切る作業があります。
そこで登場するのが今回の主役「スライド丸のこ」です!
目次
「スライド丸のこ」とは?
こんな感じ、存在感がありますね。
ボクは車の荷室を改造して引き出しテーブルにしているので、これが標準ポジションになります^^
車のハッチが屋根代わり、雨天の作業も濡れるのを最小限にできますよ。
標準のハンドル位置では丸のこの刃が露出しないようにカバーが下りた状態、
ハンドルを下げるとカバーが上がる仕組みです。
右側の2本のバーの間を回転した刃が「スライド」することによって幅の広い素材も正確に切ることが可能です。
スライド機能のない卓上丸のこ(押切り)もありますが、スライド丸のこでもスライドをロックすれば同じ機能になりますし、幅のある補強板を真っ直ぐ、また角度をつけてカットすることも多いので、やはりスライドするメリットは大きいですね。
いろんな角度でカット【その一】
ロックを解除してハンドルを倒せば、任意の角度、最大両側45度で素材をカットすることができますよ^^
これは補強板の加工時に大活躍します。
端部の木口を面取りしたい時、
または、45度でカットして、
カットしたもの同士を合わせると、
ピッタリきれいに納まります^^
このスピードでこの精度が出るのは本当に助かりますね。
いろんな角度でカット【その二】
【その一】ではハンドル(刃)を倒しての角度調整でしたが、
下のターンテーブルを回転させるとこのようなカットが可能になります。
こんな組み合わせ見たことありませんか?階段の補強板で角度を変える時に活躍する機能ですね^^
レーザーライン
この赤いボタンを押せば刃の位置に合わせて赤いレーザーラインが照射されます。
カットする場所に引いたラインに合わせて、より正確な角度で加工することができます。
また、暗い場所では下のボタンを押すことによって素材を照らすライトも点灯できますよ!
まさに至れり尽くせり^^
今回は手すり工事の要「スライド丸のこ」を紹介しました。
素材をカットすれば当然木くずが出ますので、その処理をするためには集じん機との接続が大切です。
最近は無線連動で丸のこのスイッチを入れると同時に集じん機のスイッチも入るといった機能も搭載されています。
電動工具の世界もコードレス・ワイヤレスが主流、現場がコードだらけなんて光景を見ることもなくなりそうです。