道具のお話

手すり工事に水平器はいらない?実はあまり使わない理由とは?

こんにちは!手すり屋です!

今回はきっちりと水平や垂直を測るための水平器のお話です。

手すりといえば横は水平に、縦は垂直にと水平器を使って取り付けをしなければ…
と思われがちですが、実はそうでもないんです。

なぜかと問われれば、

「家はそれほど真っ直ぐじゃない ^^;」

からです。

どんな水平器をつかってるの?

車に積んでいる、また腰袋に忍ばせている水平器たちです^^

基本的に長いものは屋外、コンパクトなものは屋内での使用が多いですね。

このようにデジタル表示される水平器もあります。

この機種はレーザーポインターも内蔵されているのですが…正直ほとんど使っていません^^;

屋内手すり工事での水平器

「手すりといえば水平器、しっかり水平垂直を確認しなきゃ!」

本当にそうでしょうか?

たとえば廊下の手すりの場合、片側の高さだけを合わせ水平器を使って取り付けたとしても、もう片方で同じ高さになるとは限りません。

ボクは両側のブラケットをそれぞれ指定の高さで仮固定して、手すりの丸棒でつなぐ方法をとっています。

また柱に直付けする場合、これも上下柱の中央に合わせて設置します。

屋内の手すり工事の時には水平器ではなく、今ある柱、枠、床を基準に取り付けをしています。
あまり水平や垂直を厳密に追求するとそれらと比較した時に曲がった手すりに見えてしまうのです。

浴室で壁がタイルの場合も水平器ではなく目地との距離を合わせて、

化粧合板の壁の場合は目地の通りに合わせるようにします。

家の中、そんなに厳密に水平や垂直が出ているわけではないですよ^^;
職人さんの腕云々ではなく、経年変化というものがありますので。

屋外手すり工事での水平器

先ほど紹介した棒状の水平器ですが、実は階段に当てて勾配の確認などに使うことが多いんです^^;
(これ、別に水平器じゃなくてもいいんですが…)

屋外の場合、水平はレーザー墨出し機、

垂直はこのように水準器を使うことが圧倒的に多くなります。

屋外手すりは周囲に比較対象がない場合が多いので、しっかり水平や垂直を出しますね。

ただし、玄関ポーチの外壁寄りに設置するような工事で、サイディングなど横のラインが強調されている場合は、それを意識した設置は心がけています。

玄関踏台の設置では?

以前、営業君が踏台の水平出しに挑戦していたのですが、

このように水平器を縦にしたり横にしたり…

4本の脚の調整に四苦八苦していました。

テスリドリ
テスリドリ

こう使えば?

と、水平器を倒してあげました^^

え?

テスリドリ
テスリドリ

こうすれば水平器動かさないでも両方見れるでしょ?

目からウロコ^^;

長い距離でなく踏台程度ならこの方法で調整できますよ^^

意外に使える「水平器アプリ」

愛用のiPhoneアプリ

「バブルレベル+傾斜計 (clinometer pro)」

です^^

これ、チョットした角度の確認時に重宝しますよ!
ボクは階段でブラケットを仮固定する時によく利用しますね。

 


水平器はなくてばならないものですが、手すり工事の場合は厳密になり過ぎないようにしましょうね。

今回は水平器のお話でした!参考になればウレシイです^^/

ABOUT ME
Cuore Works
手すりを設置したお家はざっと5,000件以上、一人で20,000箇所以上の手すりの取り付けをしてきました。 ・介護や福祉の現場で活躍される皆さん ・DIYに挑戦する方 ・手すり工事を頼まれた他業種の職人さん に手すり専門の職人としての経験がお役に立てればうれしいです^^