こんにちは!手すり屋です!
今回は一般の方には馴染みのない工具、その名も「コンクリートバイブレータ」のお話です。
さて、この変なかたち^^; の工具、何に使うのでしょうか?
目次
コンクリートバイブレータは振動機
ハンドルのトリガーを引くことによって長いシャフトが振動する電動工具です。
この先端の金属部分に振動が集中する仕組みで、パワーがある割に他の工具に比べると怪我などの心配がない工具です。
ただ、激しい振動なので知らない人に持たせて作動すると心臓には悪いかもしれませんね。
振動の感じはハンドマッサージャーなどマッサージ機と同様ですが、その振動の強さは比較になりません。
コンクリート内の気泡が大きいと素材同士の結合が阻害されてしまうので、十分な強度にならないことがあります。そこで流し込んだコンクリートの気泡を除去したり、セメントと骨材(砂や砂利)を均等化することが必要なんですね。
コンクリートバイブレータの強力な振動がこれらの役割を果たすわけです^^
内部振動方式
コンクリートバイブレータには、
・内部振動方式
・型枠振動方式
・表面振動方式
・テーブル振動方式
とあって、このバイブレータは「内部振動方式」に分類されます。
内部という文字通りコンクリートに直接シャフト部分を差し込んで振動を加えるタイプですね。
また、電源を必要とするタイプが多い中で、これは36Vのハイパワーなバッテリー駆動式ですよ!
その他の方式は、中・大規模なコンクリート打設が発生する現場用なので、手すり屋さんにはご縁がありません^^;
手すり屋さんの使い方は?
こちらの記事のように屋外で支柱を土に埋設する際に活躍します。
コンクリートの気泡除去と、振動による細部への流し込みが目的となります。
便利なコンクリートバイブレータですが、調子に乗って振動をかけすぎると均等化を通り過ぎて砂や砂利が沈殿し、ペースト状のセメントが上にと分離を起こしてしまいます。
振動は5〜15秒程度かければ十分といわれていますよ。
今回は一生のうちにほとんどの人が知らずに触れずに過ごすであろう^^; コンクリートバイブレータという工具のお話でした!
ということで、詳しく掘り下げることは必要ないですし、「へぇ〜こんなのあるんだ〜」程度の反応をいただければありがたい限りです^^;
今回もありがとうございました!