こんにちは!手すり屋です!
今回は「今日の手すり屋さんシリーズ Vol.5」
施工内容は、
・屋外階段手すり工事【支柱12本】コア抜き11箇所・土中埋設1箇所
昇り降りだけで苦行のような工事…^^;
仕様変更もあって1日半の作業になりました。
では解説してまいりましょう!
目次
施工前はこんな感じ
既設の手すりは45Φ(直径45mm)の鉄製。
サビもひどく塗装は剥げ、支柱は一部で根元がぐらついている状態でした。
これでは安心して身体を預けることができませんね。
解体・撤去
まずは支柱間の手すり部分を切断していきます。
ここで活躍するのは「バンドソー」という電動工具^^
静か・火花ゼロ・早い!
3拍子揃った手すり工事には欠かせない工具です。
バンドソー?
こんな形状をしています。
裏面のカバーを外して輪っか状の刃をセット、その刃が回転することによってあらゆる素材を切断することができます。
金属はもちろん、木材や樹脂などビックリするほどカンタンに切断することができますよ^^
支柱は根元で切断
ここではセーバーソーという工具を使用します。
大型のものからコンパクトなものまであって、この工具も火花が出ないので安心^^
今回のような解体ではもう少しパワーが欲しかったのですが、ボクのコンパクトちゃんでもなんとかなりました^^;
セーバーソーが優れているのは、このように刃をしならせて地面すれすれで対象物を切断することができるところですね。
コチラの工具も刃を交換することによってあらゆる素材の切断に対応できますよ^^
ひたすらコア抜き^^;
解体後は階段の隅に溜まった土や葉っぱをいったんすべてお掃除します。
キレイにしておくとその後の作業が楽になりますね。
作業の合間合間に掃除をしましたが、この段数…虚しく時間が過ぎていきます^^;
既設の手すりは支柱が7本、新たに設置する手すりの支柱は10本、
10箇所のコア抜き…のはずですが、位置が変わる支柱の撤去後の補修もしなければいけません。
ということで、13箇所のコア抜きになりました^^;
以前の支柱跡もモルタル補修です。
仕様変更
当初の予定ではこれで完成〜のはずでしたが、上階の庭部分をお知り合いの外構屋さんにコンクリートで土間を造作してもらうことになったと…(聞いてない^^;)
結局、翌日上階に新たに造作するという階段脇まで手すりを延長する運びとなりました。
完成〜^^
こんな感じで仕上がりました。
最終的にコア抜きが11箇所、土への埋設が1箇所、計12本の支柱となりました。
平地であれば1日で難なくの本数ですが、この階段…^^;
いい修行になりました!
このような現場は年にい1度あるかないかのレベルですが、現場を舐めないいい薬になります。
他にはない達成感も味わえますからね^^
今回もご覧いただいてありがとうございました!