こんにちは!手すり屋です!
手すりの高さについてはコチラ
でお話ししましたが、
もうひとつの問題、
そう、手すりの【太さ】です。
テスリドリとおばあちゃまの会話から、
屋内の木製手すりの太さについて考えてみましょう!
手すりの高さはアナタにまかせるよ。
でも太さはどんなのがあるのかね?
太さ問題だね?
僕たちは太さをセンチやミリじゃなくてP…じゃなかった^^;
Φ(パイ)と呼んでるよ!
おや?
あなたが手すりをつけるのかい?
ボクはテスリドリ!
PinkのPちゃん手すりのProだよ!
あら、頼もしいね〜
詳しく教えてくれるかい?
どんなΦがあるんだい?
昔は装飾を意識した太い手すりが多かったんだよ。
おばあちゃまのお家の階段にもぶっといのついてるよね?^^;
ああ、あれね?
太すぎて握れないから力が入らないんだよ…
そうだよね?
最近は手すりも実用性重視で、
35Φ(直径35mm) 32Φ(直径32mm)
が主流になってるよ!
どれどれ。
ん〜細い方が持ちやすいね?
そうだよね〜
でも握ったままじゃ移動ができないよね?
たとえば廊下の移動とか。
そういわれてみりゃそうだね。
つかんだままじゃ動けないね?
だから細い手すりは縦につけるのがおすすめだよ!
握ったまま力を入れるトイレの立ち座りとか、
玄関の上り下り用にね。
なるほどね〜
ただね…
細い手すりにはいろいろと問題もあるから、
下の記事をよく読んでから決めようね!
目次
手すりは握りやすければいいのか?
32Φと35Φ
実際に握ってもらうと、
ほとんどの人が32Φの手すりがしっくりくるといいますね。
確かに指がしっかりまわるので安心感はありますが、
32Φの後に握ると太く感じるだけであって、
ボクは、握る・滑らせるの両方を兼ね備えた
35Φの手すりに統一することをオススメしますね。
細い手すりはコスト高!
32Φの手すりは細いにもかかわらず、
35Φの手すりと価格がほとんど変わりません。
これだけならいいのですが、
ブラケット(金具)問題が重要なのです。
多くの場合、35Φの手すりは90cmごとに金具を配置すればいいのですが、
32Φの場合はこれが60cm程度になります。
もうわかりますよね?
下地の位置にもよりますが、
たとえば長さ180cmの手すりの場合、
35Φなら両端と真ん中の3個ですみますが、
32Φだと中間に2個、といきたいところですが、
下地は45cmピッチで入っていることが多いので、
中間に3個、計5個のブラケット(金具)が必要になります。
廊下や階段などのブラケット(金具)をたくさん使う場所だと
手すりがブラケット(金具)だらけになってしまうんですね。
この差がコスト高になる原因なのです。
もうひとつ、
手すりの材料は2m、4mが主になるので、
たとえばトイレに32Φを60cm、
あとは35Φで…
となると、60cmのために2mを注文しなければなりません。
この場合は見積もりが60cmではなくて、
2mを1本という価格になる可能性もありますよ。
結論
よくわかったよ。
じゃ、ウチは35Φというので統一するよ。
つかいやすさや工事費用を
考えるとバランス型の35Φがオススメだよ!
さすがはおばあちゃま!
じゃ、よろしく頼んだよ。
かしこまり!!
テスリドリ出動!!