こんにちは!手すり屋です!
今回は手すりの丸棒についてのお話です。
表面の凹凸加工や塗装方法など使い勝手の良さが考えられた手すりの丸棒を紹介します^^
目次
ディンプル加工
表面の凹凸が1列のものと2列のものがあります。
工事が終わって実際に手すりの確認をしていただくとほとんどの現場で、
「アラ〜指がかかっていいわね〜」
という声を聞くことができますね。
そういった経験から、ボクは基本的にこのディンプル加工されている丸棒を選んでいます。
指先は非常に繊細な感覚を持っていますので、丸棒を握った時に指先に変化を感じることは滑り防止以外に安心感があります。
大建工業からはこんなタイプの手すりも販売されていますよ。
取り付け時はディンプルの向きに意外と神経を使います。
手すりを握ろうとする時の体の位置によってディンプルが指先に当たるように意識して施工をします。
例えばトイレの便器横に取り付ける場合は、低い姿勢で握ることになるので、ディンプルを壁向きにすることが多いですね。
廊下の手すりなど立った状態で上から握る手すりの場合はディンプルを床向きに設置するケースが多くなります。
また、縦手すりの場合は左右両側から手を差し込みますのでディンプルは壁向きになりますね。
せっかくのディンプル加工がその向きによって効果を発揮できなくなる場合もあるので、取り付け前にしっかりシミュレーションをしてみましょう!
塗装の効果
こちらは「マツ六」のグロス丸棒という商品です。
画像ではわかりにくいのですが、その名の通り塗装がグロス仕上げで光沢があります。
この塗装が秀逸で非常に手にしっくり馴染みます。
滑るような光沢ではなく手のひらに張り付くようなイメージの仕上げなので滑りの防止にはもってこいですね。
ただし、他の木製手すり同様、浴室の出入り口などにはオススメしません。
せっかくの滑らかな光沢が濡れた手では逆に滑りやすくなる恐れがありますよ^^;
以前、マツ六の営業さんから聞いた話ですが、
「この塗装、アノ車のハンドルと同じ塗装なんです」
アノ車?ハンドル?
名車・ジャガーだそうですが、真偽の程は…
とにかく質感が良くて高級感も演出できるので、個人的には好みのタイプ^^です!
くねっとな!
くねくね手すりの「クネット」有名ですね^^
これは今回の趣旨から少し外れますが、クネットの手すりは様々な位置から力の入れやすい場所を握れる形状です。
以前と比べて素材のバリエーションも増えているので、「形のクゼ ^^;」に違和感がなければ一般住宅でもトイレなどワンポイントにいかがでしょう?
ディンプル以外の選択
握り玉?
こちらも大建工業「手摺用グリップ」という商品です。
手すりの任意の場所に設置が可能、階段手すりの滑り防止に役立ちそうです^^
健康手すり?
まず手すりの断面をご覧ください。
加工なしの丸棒を含めて6種類の形状が選べますね?(オーダーも可能らしいです)
握ると手のひらのツボを刺激できるような印象ですが、それが「健康手すり」たる所以でしょうか?
ご興味をお持ちの方は同社のサイトをチェックしてみてくださいね^^
一度取り付けたら長く使う手すり、日々使うものなので実用面はもちろん、神経の行き渡った手のひらや指にしっくりくる手すりを選びたいですね^^
今回のメーカーはコチラの記事でも紹介していますので、気になる手すりがあればチェックしてくださいね^^