こんにちは!手すり屋です!
今回は「今日の手すり屋さんシリーズ Vol.4」
施工内容は、
・屋内階段手すり工事【内回り】出隅手すり
・浴室の手すり工事【タイル壁に難アリ^^;】
では解説してまいりましょう!
目次
階段内回りの出隅手すり
先日外回りに階段を設置したお宅です。
施工して数日後に、
「やはり内側にも手すりが欲しい!」
とのことで、内回りにも手すりを増設することになりましたよ。
追加分の現調に行った営業さんからは、中2階に縦手すり1本との連絡がありましたが、
「出隅の縦手すりを2本がイイよ!」
と強くオススメして見積書を2パターン作成、若干金額は増えましたが出隅2本に決定しました。
この辺りのニュアンス(なぜ出隅手すりが有効なのか)をうまく伝えられるかどうかは営業さん次第ですので、伝え方次第では、
「1本でいいよ!」
となりやすいですね、いい腕してます^^
今回は介護保険外の自費工事のため、手すりの長さなど現場調整が可能な状況でした。
また、部材も十分持参していましたので、すべての箇所をマックス900mmで設置させていただきました^^
2階の笠木に
ここは予定では600mm程度でしたが、笠木の集成材に先端部まで手の跡が残っていました。
手すりがない状態ではここを支えにしていたことがよくわかります。
手前から先端まで出隅ブラケットで900mmの手すりを設置しました。
中2階
手すり屋さん大好き^^ 中央に出隅の縦手すり2本です。
本当はもう少し重なる部分を造りたかったのですが、ブラケット間は900mmが限界です。
これ以上伸ばしたい場合は中間に出隅型の受けブラケットが必要となってしまうので、大人の事情^^; で…
1階
昇り口に出隅、床から800mmの高さからスタート、そこから900mmの設定です。
1階の廊下に立っている時は、
「ずいぶん高い手すりだな〜」
という印象ですが、2階から降りてきた目線からだと視覚的にも安心できる高さになります。
ご主人の反応
施工後ご主人に昇り降りしていただきましたが、
「お〜こりゃイイ!こういうことか!」
そうなんです。
階段中央に出隅2本って実際に体験してみないとその良さがわかりにくいのです。
チョット引くくらい感動されて^^; 2件目に向かうのでした…
タイル壁の浴室に手すり
築年数50年超のお宅、浴室の手すり工事です。
長い横手すり【壁に難アリ^^;】
1200mm長の横手すり、もう少し入口側に寄せたかったのですが、壁に「グイ〜ン」と反りが^^;
その部分を避けてやや奥寄りに取り付けをしてあります。
タイルの端部は要注意!
出入口の縦手すり。
本来はこのようにドアの枠寄りに取り付けたいところです。
しかし、家自体は築約50年超、浴室をリフォームしたのが30年以上前とのことでタイルの劣化が目立ちました。
このようにタイルの端部はタイル同士の目地方向に比べて極めてヒビが入りやすい場所です。
穴を開ける時は大丈夫でも、アンカーを入れてビスを打つと赤線辺りに「ピッ!」とクラックが入りやすいのです。
今回は安全策をとって1本目の目地まで手すりの芯を移動、無事問題なく取り付けが完了しました。
中には「どうしてもココ!」という現場もありますが、その場合は事前に説明、了承をいただいてから施工に入るようにしています。
今回は2件目のお宅も追加工事でしたよ^^
そろそろ「空調服」の出番が必要な気温になってきました^^;
屋外の暑さより、室内の「ム〜ン」とした湿気を帯びた暑さの方が身体にもメンタル^^;にもダメージが大きいのです。
皆さんも早めの暑さケアをしてくださいね^^
今回もご覧いただいてありがとうございました!