手すりの知識

鉄骨階段の手すり工事

こんにちは!手すり屋です!

今回は特殊なケースの手すり工事。

鉄骨の屋外階段、
中でも階段の踏面、段板にコンクリートを使った階段です。

むずかしい点は、

・コンクリートが薄くて貫通してしまうのでコア抜きはムリ^^;
・同じ理由でアンカーが効かない(短いアンカーは細いため強度不足)
・壁がなく(途中からなくなっている)ので壁付けは不可

など、いろいろな障害が…

しかし、この手の階段は裏に回り込めるスペースがあります。

まずは、アンカー固定用の台座、

通常はコンクリートにアンカーを打ち込んで固定しますが、
この階段の場合は、まずコンクリートに穴をあけ、
その後現れる鉄板もドリルで貫通させます。


【この台座は角度微調整付きです】

その穴にボルトを通し、ナットで締めつけます。

非常に手間がかかりますが、キッチリ固定されてアンカーより安心です。

このケースは、ボルト固定とコア抜き施工の組み合わせですね。

正直、あまりやりたくない^^; 施工方法ですが、
参考にしていただければうれしいです!

ABOUT ME
Cuore Works
手すりを設置したお家はざっと7,000件以上、一人で30,000箇所以上の手すりの取り付けをしてきました。 ・介護や福祉の現場で活躍される皆さん ・DIYに挑戦する方 ・手すり工事を頼まれた他業種の職人さん に手すり専門の職人としての経験がお役に立てればうれしいです^^