こんにちは!手すり屋です!
今回はユニットバスの手すり工事のお話です。
以前は壁パネルに大きな穴を開けたり、
なかなか手のかかる工事でしたが、
手すりも工法も進化してますよ!
目次
磁石がつく壁パネル
これは迷わず、こちらをオススメします。
磁石がつくということは表面が金属パネルです。
下穴をドリルで開けた後、穴にコーキング、
付属の太く短いステンレスビスで固定します。
発売当時は半信半疑でしたが、
さすがはTOTO先生、
ビックリするほどしっかり固定されます!
ただ注意したのは、パネルの継ぎ目や、
上の画像のように枠の近くへの施工です。
パネルの裏に補強フレームが隠れているので、
穴あけやビスを締めるのに苦労しますよ^^;
磁石がつかない壁パネル
アンカーやら何やらいろいろと試行錯誤した結果、
一番信頼できるのはこれですね。
ウェルナットといいます。
壁に下穴を開けて、ゴム製の本体を挿入します。
ゴムの中にはボルトを受けるナットが入っているんです。
ステンレスボルトを締めていくと、
ゴムが引きつけられて外側に変形していきます。
先に開けた下穴よりゴムが大きくなるので、
手すりが固定されるわけです。
実はこの画像、上でお話しした、
金属パネル用の手すりなんです。
(ビス穴が多いでしょ?)
担当者くんが壁の見た目だけで発注したらしいです…^^;
壁が揺れる?クレーム?
手すりをつけた後、
「壁が揺れるけど大丈夫?」
と聞かれることがあります。
でもこれは壁と手すりがしっかり一体化している証拠で、
何もなかった壁に取手のようなものがつくわけですから、
それを持って揺すれば、その壁も動きます。
逆にガタガタするようでは困るんですよ。
浴室は裸足で歩く場所ですから、
特に鉄板の切りくずには気を使いますね。
上の画像でも分かる通り、
トレーのようなもので切りくずを受けていますが、
それでも気づかぬうちに飛んでしまうものです。
工事後は床や浴槽の中の確認は怠ってはいけませんよ。