こんにちは!手すり屋です!
今回はトイレの手すりについてのお話しです。
トイレの手すり工事には「補強板」を使うケースが多いのですが、
それはなぜでしょう?
かんたんに言えば、
「つけたい場所に下地がない!」
からです^^;
では、画像を見ながらお話を進めましょう!
目次
トイレの手すりの位置は?
トイレの手すり工事で一番多いのが「L型」です。
一般的に、
縦の手すりは便座の先端から250〜300mm前方に
横の手すりは便座の高さから同じく250~300mm上に
と言われています。
画像の手すりは壁がベニアになっていて、
どこでもビスが効いたため直に取り付けていますが、
上の寸法通り、便座から250mmに横手すり、
便座の先端から250mmに縦手すりを取り付けです。
しかし、多くの場合壁にせっこうボードが使われているため、
つけたい場所と下地の位置が合わないんですね。
下地の位置
クロス(壁紙)仕上げの場合、
クロスの幅は約90cmなので、
トイレの壁のどこかに継ぎ目があるはずです。
この画像でもクロスの継ぎ目が確認できますよね?
多くの場合、その付近に縦の下地が通っています。
そこから手前と奥に約45cmの位置に次の下地があるケースが多いですよ。
便座の先端から少し先に縦の下地があることが多いので、
そこに縦の手すりがあると、座った位置から近すぎるんですね。
しかし、その位置には下地がない!
というわけで補強板が多用されるんですね。
補強板の長さ
補強板は上を短く、下を長く、
この取り付け方が多いです。
なぜかというとこの方法だと、
2mの補強板を用意すれば足りるので部材の無駄がなくなります。
奥行きのあるトイレの場合はこうなります。
補強板嫌い^^;のボクですが、
こういった理由でトイレは別問題です。
トイレの補強板のお話、参考になればうれしいです!