補強板

ビスの頭は見えない方がいいよね?

こんにちは!手すり屋です!

今回は…打ち込んだビスの頭は見えない方がいいかな?
というお話です。

結論としては「色を合わせてビスキャップ」がオススメ。

ではそのビスキャップとは?

 

目次

ビスの頭

このような「面取り」のできるドリルビットを使えば、

穴を開けるとビスの頭が納まるように皿状の面取りができます。

ビスの頭をきれいに納めることはできます。

左が面取り済み、右はビス頭を無理にねじ込んであります。
無理に入れたビスの周りは少し割れています。

ウッドデッキや家具の装飾で、
意図的にビスを見せることはありますが、
手すりの補強版などはビスを隠したいですね。

 

ビスキャップとは?

樹脂製のビスキャップとそれを留めるためのワッシャーです。

ワッシャーにビスを通して、

対象物に打ち込みます。

ビスの頭がきれいに納まりました!
このワッシャーにビスキャップをはめ込めばできあがり。

ビスキャップ

ワッシャーの穴の大きさは、4mmと5mmが選べますが、
ボクは5mmのワッシャーを使用しています。
なぜ5mmなのかは、「ビスのななめ打ち」をご覧ください。

 

差しこみキャップで隠す

こちらが「差しこみキャップ」です。

ビスキャップで使用したワッシャーは必要ありません。

まずは「ダボ穴あけ用」の錐(きり)で所定の径の穴を開けます。
(こちらは10mm用)

こんな感じで穴が空きますよ。

ビスを打つと穴の中にスッポリ納まります。

この穴にキャップをセットして、

押し込めばできあがり!

 

ビスのななめ打ち

補強板の端部は正面に下地がない場合が多いので、

ビスを外側方向へななめ打ちするすることになります。

こんな具合にななめに穴を開けてビスを打ちます。

ななめにビスを打つと、ビスの頭が少し出っぱってきますが、

5mm穴のワッシャーなら皿の中に遊びがあるので、
多少の出っぱりならキャップをすることができます。

ただ、こういった場合は「差しこみキャップ」の方がいいかもしれませんね。

 


現場では補強板の仕上げのほかにも、
撤去した古い手すりや移設物のビス穴補修が発生します。
こういったケースで活躍するのがビスキャップです。

ボクもさまざまなケースに対応できるように、
常時キャップセットを車載していますよ。

ビスキャップはホームセンターでも扱っていますが、
表面がテカテカ仕上げのものが多く浮いてしまうんです。

ボクが愛用しているのは、
ダンドリビス」というメーカーさんの製品です。
あまり馴染みはないかもしれませんが^^;

その名の通り、段取り上手になれるグッズを数多く扱っているのです。
樹脂製のキャップ以外にも、金属製ガラス製もあってDIYにもオススメです!
一度のぞいてみてくださいね!

ビスキャップのお話でした!
参考になればうれしいです!

ABOUT ME
Cuore Works
手すりを設置したお家はざっと7,000件以上、一人で30,000箇所以上の手すりの取り付けをしてきました。 ・介護や福祉の現場で活躍される皆さん ・DIYに挑戦する方 ・手すり工事を頼まれた他業種の職人さん に手すり専門の職人としての経験がお役に立てればうれしいです^^