こんにちは!手すり屋です!
今回は屋外手すりコア抜きのお話です。
手すりのコア抜き工事といえばコンクリートの床に穴を開けることがほとんどですが、
中には階段が大きな自然石(天然石)で造られたお家もあります。
さて、自然石にもコンクリート同様にコア抜きはできるのでしょうか?
結論としては、
「抜けます(イヤ、がんばって抜きます^^;)」
でも…
目次
自然石へのコア抜き
なんかフツーの石みたいなんですけどコア抜きできますか〜?
と、詳しくなくても事前に聞いてくれる人はありがたいです^^;
なにも聞かされず、現場に行ってみたら…
「み、御影石(ミカゲイシ)じゃん^^;」
※ お墓で使われますね
なんてこともありまして、
でも、当の担当者君は、
え?石だとなんか違うんすか?
この能天気具合、笑うしかないですね…^^;
自然石自然石と連呼していますが、
とにかく硬いのです。
中には他の業者さんに、
「御影石は無理だよ!」
と断られ、コチラになんとかしてほしいなんてことも…
石にもいろいろ種類がありますが、
御影の自然石はラスボス級ですね^^;
表面は風化しているので刃が進みますが、
芯になると途端に進みが悪く、いや、進みませんね^^;
そのような事情から、自然石のコア抜きに関しては、
まったく異なる工事費用にさせていただいてますよ。
専用のコアビット
通常のコアビットではダメなのかと言われれば、
無理ではありませんが、時間と体力^^;の消耗が激し過ぎますね。
それでもがんばっていましたが身体と時間は財産、
探したメーカーさんに特注ビットを制作していただきました^^
ただ、専用のビットならスイスイ進む!とはいきません^^;
硬いものは硬いのです!
でも、通常のビットよりはマシ、程度ですね。
できれば石を避けつつ^^;
自然石はその名の通り自然の形を活かした造りなので、
端の方には土が露出しているケースも多いのです。
施工費の節約も考えて、可能であれば石を避ける施工を模索します。
でも最後は逃げられなかった…^^;
抜けたコアは悔しいけどキレイです^^;
支柱の強度はガッチリ!
コア抜き好きのボクでも、
自然石の前では相当構えて挑むことになるよ^^;
自然石の床や階段に手すりを考えている人は、
業者さんによく相談しようね!