コア抜き

コア抜き工事の水事情【屋外手すり】

こんにちは!手すり屋です!

今回は手すり屋さんの大好物「コア抜き工事」のお話です。

コチラの記事でも紹介していますが、

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コア抜き工事には水を使用しますが、この水の扱い次第で後の手間が全然違ってくるんですね。

では、現場の様子を見に行きましょう!

目次

切削水用の集じん機

これは数年前の画像です。

コア抜き時に排出される切削水を専用のパッドから「湿式」の集じん機に接続しています。

この集じん機は乾湿両用ということで導入しましたが、切削水を吸うとフィルターがすぐに目詰まりしてしまうため、短いお付き合いでお別れしました…^^;

通常の汚水であれば問題ないのですが、コア抜き時に排出される水はコンクリートの切削粉が混ざっているため、高機能のフィルターが逆に邪魔してしまう状態でした。

スラリーコレクター

その後も集じん機を色々と試しましたが、工事が屋内外に及ぶ時は乾式・湿式と2台の集じん機を用意する状態が続いていました。

そこで試しにコチラを導入^^

スラリーコレクターという商品です。

見た感じではただの缶、実際に届いてみるとやっぱりただの缶…^^;

なのですが、この上に飛び出たパイプが優れものなのです。

現場での使用例

だいぶ散らかっていますが…

ご覧の通りコアドリルと集じん機の間にスラリーコレクターをつないでいます。

この状態で集じん機のスイッチを入れると吸った水は集じん機まで届かず、すべてスラリーコレクターの中に納まります。

水用の湿式集じん機を用意することなく、屋外の工事はこの組み合わせで、屋内の工事は集じん機のみを使って作業が可能になっています。

でもお掃除は必要

いくら垂れ流しにならないように気をつけていても、切削水は乾くと白い汚れとなって残りますので、最終的にお掃除は欠かせません^^;

でも、実は綺麗になった様が見れるこの時間が一番好きなのかもしれません^^

 


手すり工事に限らず、作業中・作業後問わず現場をキレイに保つことは大切ですね。
ボクがお付き合いしている職人さんも現場がキレイな方が多いですよ。
(一部はちょっとアレですが…^^;)

 

今回はコア抜き工事のお話でした!

参考になればウレシイです。

テスリドリ

ご覧いただきありがとうございました!

ABOUT ME
Cuore Works
手すりを設置したお家はざっと7,000件以上、一人で30,000箇所以上の手すりの取り付けをしてきました。 ・介護や福祉の現場で活躍される皆さん ・DIYに挑戦する方 ・手すり工事を頼まれた他業種の職人さん に手すり専門の職人としての経験がお役に立てればうれしいです^^